「子どもの水辺サポートセンター」では、子どもたちの水辺での学習や自然体験活動を支えるために、水辺に関心のある地域の方々、学校の先生方、河川管理者等による活動を支援しております。その一環としまして、小・中・高等学校において総合的な学習の時間に実施されている事例を中心とした、「水辺を活かした環境学習・体験学習に関する全国事例研修会」を開催しています。
すでに水辺を活かした取り組みをされている先生方の事例の紹介、水辺を利用した総合学習について等の発表を行うとともに、意見交換を行う場を設け、この研修会を通して日頃感じておられる問題点や疑問点の解決方策を見つけていただくことを目的に今回第4回目を開催しました。
| 概 要 | プログラム | 事例発表の主な発表内容 |
概 要
| 開催日時 |
平成18年1月27日(金) 10:00〜17:00 |
| 会 場 |
砂防会館 別館1階大会議室 淀・信濃 |
| 主 催 |
(財)河川環境管理財団 子どもの水辺サポートセンター |
| 後 援 |
文部科学省、国土交通省、環境省、農林水産省 |
| 参加者 |
142 名
教諭 21名、教育委員会 2名、行政関係者 59名、市民団体 21名、
企業 17名、財団 10名、その他3名、事務局9名 |
プログラム ※敬称略
| 1. |
来賓挨拶 |
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国土交通省河川局河川環境課 課長 久保田 勝 |
| 2. |
水辺を活かした環境学習について |
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(財)河川環境管理財団 子どもの水辺サポートセンター センター長 山本 雅史 |
| 3. |
環境学習に対する支援について |
| |
(財)河川環境管理財団 研究第一部長 入江 靖 |
| 4. |
水に関する学習プログラム(プロジェクト WET)の紹介 |
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プロジェクトWETジャパン コーディネーター 山本 雅史 |
| 5. |
関係省庁の取り組みについて |
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| (1) |
国土交通省河川局河川環境課 |
課長補佐 森本 輝 |
| (2) |
文部科学省スポーツ・青少年局青少年課 |
専門官 山中 和之 |
| (3) |
環境省総合環境政策局環境教育推進室 |
室長補佐 田島佳代子 |
| (4) |
農林水産省農村振興局整備部地域整備課中山間整備事業推進室 |
企画係長 茂田 剛 |
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| 6. |
事例発表 |
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コーディネーター:子どもの水辺サポートセンター センター長 山本 雅史 |
| |
| ■第一セッション 発表 |
| (1) |
茨城県常陸太田市立太田小学校 |
教諭 佐々木徳弘 |
| (2) |
群馬県邑楽町立高島小学校 |
教諭 白石 忠 |
| (3) |
静岡県静岡市立中藁科小学校 |
教諭 高橋 孝好 |
| (4) |
奈良県五条市立阿太小学校 |
教諭 芝田 瑞也 |
| ■第二セッション 発表 |
| (1) |
山形県遊佐町立西遊佐小学校 |
教諭 高谷 勝巳 |
| (2) |
埼玉県長瀞町立長瀞第一小学校 |
教諭 平沼 義友 |
| (3) |
静岡県立静岡工業高等学校 |
教諭 大石 隆史 |
| (4) |
熊本県産山村立山鹿小学校 |
教頭 筑紫 聖文 |
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| 7. |
参加者全員による意見交換 |
| ※事例発表者は平成 17年度河川整備基金助成事業の国民的啓発運動の「小中高等学校の総合的な学習の時間における河川を題材とした活動」から選ばれています。 |
事例発表の主な発表内容
1.水辺を活かした環境学習について
(財)河川環境管理財団 子どもの水辺サポートセンター センター長 山本 雅史 |
「総合的な学習の時間」における河川等の水辺を活かした学習の取り上げ方について、河川整備基金助成事業報告をもとに、学習テーマの設定方法、学習テーマの内容別分類、課題等について分析を行った。
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2.環境学習に対する支援について
(財)河川環境管理財団 研究第一部長 入江 靖 |
子どもの水辺サポートセンターの施策を中心に、水辺での活動を行う際に必要な、人材(指導者・人材育成)、資機材、資金、安全の確保、場所、ノウハウ、情報についての各種支援策を紹介。
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3.水に関する学習プログラム(プロジェクトWET)の紹介
プロジェクトWETジャパン コーディネーター 山本雅史 |
学校現場で活用可能な教育プログラムであるプロジェクトWETについて、アクティビティ(活動)の例、プログラムの特徴、資格の取得方法等の紹介を行った。
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関係省庁の取り組みについて
(1)国土交通省河川局河川環境課 課長補佐 森本 輝
国土交通省河川局が行っている施策を中心に、河川を活かした環境教育の推進や川の防災情報等について紹介。
(2)文部科学省スポーツ・青少年局青少年課 専門官 山中 和之
文部科学省が他の省庁と連携して実施している「省庁連携子ども体験型環境学習推進事業」や「子どもゆめ基金」事業について紹介。
(3)環境省総合環境政策局環境教育推進室 室長補佐 田島佳代子
環境省における体験型環境学習の事例について「こどもエコクラブ」や「子どもパークレンジャー」事業を中心に紹介。
(4)農林水産省農村振興局整備部
地域整備課中山間整備事業推進室 企画係長 茂田 剛
水田や水路、ため池、里山など農村地域における環境学習の取り組みについて「田んぼの学校」等の農林水産省の施策を紹介。
事例発表
コーディネーター:子どもの水辺サポートセンター センター長 山本 雅史
| (1) |
「身近な自然とハーモニー 源氏川物語」
茨城県常陸太田市立太田小学校
教諭 佐々木徳弘
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| 身近に流れる源氏川に目を向け、自分たち自身で学習テーマを見つけるという手法を取り、研究テーマごとに研究室を作って調べたり、ゲストティーチャーや保護者を招待した発表会を開いている。 |
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| 学習テーマの発見 |
| (2) |
「渡良瀬川を中心とした自然体験学習」
群馬県邑楽町立高島小学校
教諭 白石 忠> |
| 本物の自然体験が豊かな心の育成につながるこという考えのもと、4年生は中流域で魚捕り、川渡り、川流れ、野鳥観察等を実施、5年生は上流・中流・下流の比較を行い、6年生は渡良瀬川の歴史や人との関わりを学習するなど、様々な体験活動を実施。 |
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| 川流れの様子 |
| (3) |
「藁科川のよさに気づき、このよさを守り発展させる活動」
静岡県静岡市立中藁科小学校
教諭 高橋 孝好 |
地元漁業協同組合や国土交通省静岡河川事務所等との連携により、いかだ作り、川の体験活動、水質検査、魚とり等を実施。
捕まえた魚を現地でさばいて食べることで、「川の命」の大切さを学び、川への愛着が深まることにつながった。 |
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| いかだ下りの様子 |
| (4) |
「吉野川探検を通して 学習課題を見つけ、川の大切さに気付き、啓発する活動」
奈良県五条市立阿太小学校
教諭 芝田 瑞也 |
学び方やものの考え方を身につけるため、カヌーなどの川遊びや、水生生物調査、施設見学等の体験学習を実施。
5、6月には時間割を変更しキラキラタイム(総合的な学習の時間)を重点配分して、活動を行う。 |
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| 発表会 |
| (5) |
「命あふれる西通川にしたい」
山形県遊佐町立西遊佐小学校
教諭 高谷 勝巳 |
西通川の生き物調査、魚の卵・プランクトン探し、粗朶柵作りを実施。粗朶柵周辺の環境の調査を通じて、自分たちの手で川の生き物環境を良くしようとする学習を行っている。
活動を通して自分達の住んでいる地域に愛着を持ってもらい、行政に要望するだけでなく、自ら地域に対して行動できる子どもにすることが活動のねらい。 |
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| 粗朶柵作りの様子 |
| (6) |
「荒川に親しみ、環境保護を目指す活動」
埼玉県長瀞町立長瀞第一小学校
教諭 平沼 義友 |
| 学校近辺の荒川探検、川原の石調べ、水生生物調査、流速調べ、発表会等を実施。浄化センターを見学することにより生徒が微生物に関心を持ったため、後期は微生物調査等を行うなど、児童の興味・関心に応じて調べ学習に取り組んでいる。 |
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| 微生物調査 |
| (7) |
「ビオトープを使った保育体験実習
―命と自然の大切さを知ろう」
静岡県立静岡工業高等学校
教諭 大石 隆史 |
学校の中庭に各科(土木、電気、インテリア、機械)の生徒が専門分野で協力して循環式ビオトープを造成した。
そのビオトープを活用して、家庭科授業の一環として幼児保育体験実習を実施した結果、生徒のゴミの投げ捨てがなくなることにつながった。 |
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| 幼児保育体験実習の様子 |
| (8) |
「玉来川における、川に親しみ、上流に
住むものとしての河川浄化をめざす活動」
熊本県産山村立山鹿小学校
教頭 筑紫 聖文 |
| 「生き物班」「石・草花班」「ごみ・水質班」の3つの班に分かれて活動を実施。大野川の上流から下流までそれぞれの様子を調査したことにより、上流に住んでいる自分たちが川を大切にしなければならないという意識が芽生えた。 |
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| 班別調査の様子 |
参加者全員による意見交換 (主な意見を抜粋)
| ● |
子どもたちに一番人気のある教科は総合学習である。 |
| ● |
学校内の総合学習の位置づけや保護者の理解を得ることに苦労している。 |
| ● |
環境学習を親子や地域と一緒になって行うべきである。 |
| ● |
体験をすることが貴重である。行政や市民団体、財団などからの支援が必要。 |
| ● |
教科で学んだことを総合学習で、総合学習で学んだことを教科で活かすことが大切である。 |
| ● |
総合学習を実際に進めていくと、当初の年間計画とは変わっていくことがある。この場合、計画とは違っていても生徒自らが学びたいと思ったことを学ばせることが大切と考える。
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| 概 要 | プログラム | 事例発表の主な発表内容 |
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